中島謹製☆便利機材「チューブレスレディーに、車用のタイヤバズーカを改造して使ってみる」

2026-02-07

新カテゴリー「中島謹製☆便利機材」を立ち上げました。業界関係者の方々で、もしも記事内のシステムなどにご興味のある方がありましたら、中島まで直接電話でお問い合わせくださいませ。(一般ユーザーからのお問い合わせはご遠慮ください)

※この記事では、トラックや乗用車用タイヤに使う特殊な工具を利用しており、危険をともないます。一般ユーザーにオススメするものではない事をご了承くださいませ。

 

 

 

 

「チューブレス(レディ)タイヤのビードが上がらない、」

 この厄介な問題。

 

これは、チューブレスホイールを装着したことのあるショップ関係者なら、たいがいが経験する試練というか、厄介な出来事であります。

プロなりの手順を踏み、抜かりなく準備を整え、「さあ頼むぞ」とコンプレッサーで吹かしてるのに、ビードが上がってこない。ああ、なんたることか、、、またか、、、(あるいはやっぱり、、、)

 

その度に狼狽(ろうばい)し、苦悩し、シーラントは飛び散り、とうとう何とかかんとか解決して作業を終えた時にはホッと胸を撫で下ろしつつ、こんな精神衛生上にロクでもない体験はトラウマとなって積み重なり、ボディーブローのように効いてくるわけですね。

ある意味、チューブレスを肯定しきれない理由にもなる厄介な一面でもあります。

 

最も、近年はホイール側もタイヤ側も改良が進んでおり、一昔前に比べるとビード嵌合の安定性が増してきており、ビード上がりの達成率は良くなっておりますが。

 

 

 

おかげさまで、最近はたまに苦労しつつも、最終的には何とかビード上げが出来ておりまして、「ビードが上がらなくてタイヤ不良(又はホイール不良)」と、機材にNGを出して、お客様に出費をお願いするケースが出ていないことが無いので助かってます。

 

 

 

ですが、、、それでもたまに上がらない事がある。

そうです、これが本当に本当に厄介な所でして、やっぱり狼狽するわけです。

 

「中島が狼狽」の流れはこんな感じです。

ビードが上がらないというトラブルが発生した時には、「あの手」「この手」、メーカー推奨の工夫、民間療法、総動員して試すのですが、効き目がない。「1、2分で終了しますよ」とお待たせしてるお客様のことも気になり始め、「ビード上がんなかったらどうしよう、、、」と、内心めちゃめちゃ不安になって冷や汗が出てきます。ちびりそうになってきます。← 中島の狼狽、完成!

「ビードが上がらない(失敗の)確率」がそこそこある作業なのに、リカバリーする確実で、パンチのあるプロ的な最終手段がない状態、これがチューブレス作業の刹那でもあるというわけです。

※ ちなみに、「タイヤを正常な新品に変える」、「リムテープを張り替える」、「ホイールを正常なものと交換」で解消しますが、その手を封印すると仮定しております。

 

あらゆる手を尽くしても、ビードが上がってこない。狼狽しながらも、エアをふかしたり、緩めたり、タイヤをもんだり、ホイールを傾けたり、ポンポン跳ねたりしているうちに、ふとしたことでビードが嚙みこんでエア圧が上がってくる。もう、奇跡に思えるわけです。神様に感謝しかありません。そんな、超常現象に頼らざるを得ないような作業は、何とか解消しておかなければなりません。

 

ということで、中島、自分で作り出したのがこちら。

 

 

「自転車用、チューブレスタイヤバズーカ」(非売品)

 

 

 

トラックや自動車などの巨大なタイヤを、アルミのチューブレスホイールに勘合させるときに使う特殊工具です。元々ついていたスチール製の口先を、塩ビパイプを加工したものに変えました。まだまだ試作状態で、塩ビパイプの口先は切ったり曲げたりと、色々とテストしてます。 

 

 

バズーカでエアを放出する時は、コンプレッサーからのエアをバルブ口から入れ続けておく必要があります。バルブ口にコンプレッサーからのホースを繋ぎっぱなしにするために、写真のパーツの組み合わせて固定します。(一人で作業する場合)

フレンチバルブをアメリカンバルブに変換

 

 

 

アメリカンバルブ用チャック

 

 

 

 

 

 

 

エアホースのカプラーにこのままつなぐと、エアは放出されっぱなしになります。

 

二人で作業すれば楽ですけどね。

エアバズーカの黒い取っ手を持ち、ゴールドのボタンを押した瞬間、エアが爆発的に放出され、タイヤを瞬時に膨らませます。

作業例はこんな感じですね❣️

効果としては、悪くないですね。手詰まりで、途方に暮れるより、数段ましな可能性を感じます。一人で作業する時に、いかにして大量のエアをタイヤに吹き込めるかどうか次第で、抜群な効果がありそうです。塩ビパイプの口先の形状の工夫、または、吹き込み口を広げておける小物が作れるかどうか、ぼちぼち、研究していきます。

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