レベル☆マニア「道路ペイントに『反射材』の話(写真追加しました)」
クエスチョン その1
夜間に歩くとき、身体に付ける反射材を意識されてますでしょうか。
クエスチョン その2
道路ペイントに反射材が入ってる事をご存知でしょうか。
毎度お世話になります。中島です。
駐車場のラインを新しく引いたばかりの場所で、前からご紹介したかった件が目につきまして記事を書いております。
道路ペイントの話です。
昔、センターラインや横断歩道を一般の道路に施工する会社でアルバイトをしておりました。
作業に携わっていた当時、「ヘェー、そうなってるんだ」と感心した件があります。
一般の道路に施工されているペイントって、反射材が入っているのですよね。ご存知の方にとっては当たり前の事でしょうけど、ご存知でなかった方々向けにご説明しますと、道路に引いてある白い線、黄色い線、青い線、つまりセンターラインや横断歩道、止まれなどのマーク等、すべて反射材が入っているんですよね。
「再帰反射」と言って、ライトを照らしている方向に真っ直ぐ光を反射する作用を利用しています。
すなはち、車のライトで照らされると運転手の目元に反射してハッキリ見えるような仕組みにしてあるのです。
仕組みとしては、ペイント材を道路に敷設していく時に、微細なガラス球の粒子(ビーズ)をペイント材の中に溶かし込んでいき、ペイント表面に出ているガラスビーズが反射材となる構造です。(と、思います)
コンビニの駐車場に施設されたばかりの道路ペイントの近くに、白っぽい粉状の物質が見えます。(ガラスビーズ)
指先についている白い粉状の物が「ガラスビーズ」です。
車の運転をされる方々は分かると思いますが、夜間に道を走ると、色々な物が光ったり、反射したりして、走行上の注意を促し、インフォメーションを与えてくれます。道路標識に、電柱、ガードレール、歩道の段差、行先案内板等、すべて反射素材が仕込まれています。
そしてこの道路ペイント。一般にはあまり認知されていない事かもしれませんが、実はこの道路ペイントも、明確な意思を持って反射材の構造としてあり(再帰反射し)、安全を守ってくれていたのですね。
一方、夜間における人間や自転車は、反射材や安全ライトの装備が無ければ車からはほとんど見えません。
道路の施設材がハッキリと反射して見える事に反比例するがごとく、車からは見落とされてしまうのです。
屈強な男の人であっても、夜道の一人歩きには十分注意しましょう。
どうぞご安全に!
※ 以下の写真はカメラの性能で、実際の目視より明るく映っています。白いライン等がはっきり反射してるのが分かります。
写真では歩道上の木々などもうっすら確認できますが、実際の夜間目視ではライトに反射しているもの以外はほとんど見えず認知しにくいのです。雨の日はさらに見えにくくなります。
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