レベル☆プロ「シマノフェスティバル2019-2020 大阪お勉強会( 編集終了) 」
写真:シマノ社 自転車文化推進室 阿部さん
⬛︎ 9月11日(水曜)大阪市内の展示ホールにて、シマノ社の新製品発表会 「シマノフェスティバル2019-2020」が開催されました。
会場は割と広めながら、関西近辺の多数の販売店や、メーカー、代理店、プレス関係者等で、立ち見が出るほどの熱気であふれております。
さすが、世界のシマノ。国内の各地で開催されていくフェスティバルの皮切りとして、本拠地 大阪で行われる国内初開催のニューモデル説明会とあって、関係者の期待の高さが現れております。
九州は福岡でも開催されるのですが、シマノ社の本拠地である大阪が国内最初のフェスティバルであり、午前から夕方までと開催時間がココだけ長い事もあって出張となりました。移動コストも安くなってて助かります。
◉会場内はずいぶんと賑わっております。顔見知りの社員さんに(褒めの意味も込めて)
「今日は立ち見が出るんじゃないですか」
と語りかけると、冗談ではなく正にその通りの状況だったようす、プレゼンテーション会場の席前に「本日は満席御礼」の案内がありました。
業界が盛り上がるのは大変良い事です。早めに最前列、登壇者の正面の席をゲットしておきました。
ご登壇の社員様には大変失礼ながら、「お弁当」やら「資料」やら「オヤツのパン」やら「脱いだ靴」やら前方に広げて講義に集中できました。すみません。
会の冒頭で、実は今回、
「インターネットでの情報公開に配慮を」
とのお願いがありました。会場の展示物や、紙の資料で公開してるものは構わないけど、プレゼンテーションオリジナルの写真や動画、講座内容は公開に配慮ください(やんわりと不可?)とされました。こちらの記事も、怒られない程度に絞ってお伝えしてますので、よろしくお願いいたします。
コアな新情報を期待された皆様には申し訳ございません。お気になる情報については、ぜひぜひ直接 中島にお尋ねくださいませ。
(※ まあ、そんな大それた情報を隠してるわけではありませんが***)
ではでは、本題の新製品紹介といきましょう!
⬛︎ シマノフェスティバル2019-2020新製品
◉ グラベルロード用新コンポーネント GRXシリーズ 。写真はトップモデルの800グレードのdi2レバー等。
触ってもよかったのは下の一枚目写真のGRX800シリーズのdi2デモ機のみでした。展示車はほぼタッチ不可のポップがかかげてありました。
◎写真 一枚目 GRX di2 デモ機
◎ 2枚目 同じレバーの展示車取付状態
◎ 3枚目 レバーブラケットがロード系より立つているのでオフロードで有利との説明図
◎ 4枚目 GRX 800グレード ワイヤーシフトレバー
◉STIレバーのブレーキ軸の設計変更について説明がありました
(こちらは一般公開の許可が出ております)
今回のセミナーで「ブレーキレバー軸(ピボット位置) を上方に18mm移した」と説明がありました。シマノ社から、STIレバーのブレーキ軸(ピボット)位置の変更について、正式なアナウンスがあったのコレが初めてに思います。
☆ 写真で比較対象のモデルになっているのはST-R9150、つまり現行デュラエースの油圧discブレーキdi2のSTIレバーです。
☆ 一方、軸位置を18mm移動変更したモデルはST-RX815。GRXシリーズトップ、アルテグラグレードのモデルで、同じく油圧discブレーキのdi2です。
こちらは説明に使われた写真 ↓ ↓
現在、レバー軸を設定変更した(旧来モデルより18mm上方に移した)のは 、
「このGRXのdi2モデルST-RX815のみである」
というのがシマノ社の正式なコメントのようで、レバー軸を上方に移したモデルは他に無いとの説明を複数のシマノ社員さんからいただきました。そういうことです。
◉ シマノ社もMTB 12速化を加速
今回のタイミングで、昨年登場した「12速XTR」(MTBコンポのトップモデル)のセカンドグレード「XT」がモデルチェンジするのはレギュラーなモデルチェンジとして予測通りだったのですが、油断して、さらにその下の「SLX」までが新型12速モデルで登場してたのに気付くのが遅くなりました。皆様はお気付きだったでしょうか。すみません。
◉ 新型となって、リヤ12速で登場した「XT」と「SLX」。
◎SLX新型 12速モデル フロントシングルクランク
SLX新型 12速チェーンにマイクロスプライン12速用リヤハブ、フロントハブ
新型SLX 12速 コンポ カセットのトップは10Tです。
12速モデルのカセットは「ハイパーグライド プラス」なる進化技術を採用。シフト完了の時間を従来の三分の一に短縮、シフトショックも減らしています。
◎クランクは、シングルとダブルで共用されるダイレクトマウント式です。
裏を見ると、ギヤ歯を直接ではなく、スパイダーアーム状の連結器との2ピース構造になってます。コチラは特殊ネジ(いじり防止付きトルクス)で固定されており、原則分解しない扱いとの事でした。
◎ フリーラチェット式のマイクロスプラインハブ
フリーハブは12速用のマイクロスプラインと、固定式のラチェット構造で信頼性の高いものです。(通常のカチカチ音が出ます)
◎ 出ました!9〜12速チェーン用のチェーンツールです。
12速チェーンのジョイントはリンク式なので、切るだけなら従来の11速チェーンツールでも代用できなくはないそうですが、より薄くなってるプレートを痛める可能性があるとの事、早速注文しました!
上の写真の新型シューズ「RC5」は、アッパーやソールの造りに新しい技術を投入してパワー伝達と快適性を向上、ミドルグレードながら力の入ったプロモーションが印象的でした。
◉ ところで、シマノの社員さんに、
「え!? なんで分かったんですか?」
と、驚かれた件がありまして、GRXコンボを積んだクリーム色のデモバイク、
コレ ↓↓↓
まぁ、ご覧のようにメーカーロゴが消されてコンポ名「GRX」と描かれてるわけですが、「ああコレGIANTのリボルトですね」と中島がアッサリとネタバラシしちゃったのが、シマノ社員さんにしてみれば「マサカ」なレベルで驚きだったようです。
中島にしてみれば、この素敵なシルエットに惚れて今乗ってるわけですから「そんなに驚かなくても…」って感じでしたが。
デモバイクのコンポはGRXに、ローターはアルテグラ、ハンドルもノーマルから変えてありました。
◉ 会場のセンターは、ラインナップが拡充しているE-BIKEが幅を利かせておりました。写真が少なくてゴメンなさい。ドライブユニットはもちろんシマノ社の「STEPS」です。
⬜︎ 長い記事にお付き合い、どうもありがとうございました。
ネットに書けないネタも含め、話題はまだまだありますが、その辺はまた対面にて。
記事が長いと、ワードプレスの反応が鈍くていけません。
では、シマノ談義、これにてお開きです
(о´∀`о)。
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